銀行独自の融資もある、経営革新で利用できる優遇融資とは?-承認のメリット融資編12

2016.03.14投稿者|カテゴリー|公的資金

経営革新の承認で受けられる、銀行関係のメリット3つとは

みなさん、こんにちは。

前回まで、10年一括返済融資のメリットや特徴について解説してきました。

 

しかし、経営革新で利用できるお得な融資は、10年一括返済融資だけではありません。

経営革新の承認を受けることで、銀行・信用金庫など金融機関からの評価が上がるという大きなメリットがあります。

具体的には、

①金融機関からの格付けが上がり、融資を受けやすくなる

②取引先や顧客の新規開拓がやり易くなり、業績拡大が見込める

③企業の信用度が増し、大企業に負けない優秀な人材確保ができる

 

といった、融資そのものに関するものから、今後の企業の成長につながるものまで、幅広いメリットが期待できます。

 

融資面では、信用保証協会の保証付き融資を利用する際に、経営革新の承認を受けていれば、それだけで保証枠が増える仕組みについて以前お話ししました。

 

しかしそれだけではなく、経営革新の承認を受けた企業専用の、銀行独自の融資制度を設けている銀行も少なくありません。

 

経営革新を受けた今がチャンス、黒田バズーカの影響で融資を受けやすいタイミングとは

ここでちょっと時事的な話になりますが、先日、日銀は黒田バズーカの次の手としてマイナス金利施策を打ち出しました。

このニュースを、興味をもってご覧になった方も多いと思います。

このマイナス金利施策は、銀行が日銀に預けているお金の利息をマイナスにすることで、銀行が積極的に融資をすることを促し、市場にお金が回るようにすることが目的です。

 

この動きは、皆さんが普段取引をしている銀行にも、大きな影響を与えます。

日銀の施策や社会的な要請を受けて、銀行としては貸出先を増やしたいというのが現状なのです。

 

しかし、そうはいっても誰かれと構わず融資していたのでは、銀行が債権回収できないリスクを負う恐れもあります。

そこで、銀行としては、経営革新の承認を受けて、「やる気のある中小企業」と国から認められた企業に積極的に融資をしたいというわけです。

 

次回は、銀行が独自に設けている融資制度をご紹介します。

 

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